ひとひら

2013年09月

いわゆる「タイトル買い」で購入した本書を、今日はご紹介します。その本とは、『武器としての決断思考』です。筆者は、瀧本哲史さんという方で、東京大学法学部、東京大学大学院法学政治学研究科助手、マッキンゼー、京大准教授、というエリート。著作は、前著『僕は君たちに武器を配りたい』や『武器としての交渉思考』など、タイトル買いしたくなるようなものばかりです。
 



 

アマゾンの内容紹介から

 
本書は、著者がいま、京都大学で二十歳前後の学生に教えている「意志決定の授業」を一冊に凝縮したものです。今後、カオスの時代を生きていく若い世代にいちばん必要なのは、意思決定の方法を学ぶことであり、決断力を身につけることです。もう過去のやり方は通用しないし、人生のレールみたいなものもなくなってしまいました。「答え」は誰も教えてはくれません。となれば、自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていくしかないのです。仕事をどうするか、家庭をどうするか、人生をどうするか?この本で私と一緒に「自分で答えを出すための思考法」を学んでいきましょう。きっと、あなたの人生を変える授業になるはずです。



各章で手に入れられる「武器」

 
1時間目で手に入れた武器

正解ではなく、「いまの最善解」を導き出そう。結論を出すことが大事。「知識•判断•行動」に加えて、「修正」の考え方を身につけよう。ゲリラとしての最前線で戦うことを選ぶなら、「ブレる生き方」を目指せ!

2時間目で手に入れた武器

論題(テーマ)は、「◯◯すべきか、否か」にする。問題が大きすぎて漠然としているときは、小分けにして考えよう。同時に複数の論題について考えることを習慣にしよう。どうでもいい議論に時間をかけることはもうやめよう。

3時間目で手に入れた武器

「メリット」と「デメリット」を比較しよう。メリットとデメリットには、それぞれ3つの条件がある。主張が3条件を満たしているかどうか、しっかりチェックしよう。

4時間目で手に入れた武器

反論は、メリット•デメリットの3条件に対して行う。読書は格闘技だ!論理的にツッコミを入れて、主張が正しいかどうか検討しよう。

5時間目で手に入れた武器

「正しい主張」には根拠がある。その「根拠」は、反論にさらされていて、なおかつ耐えたものだ。裏をとるな、逆をとれ!相手の主張の「推論」の部分に目を向けよう。

6時間目で手に入れた武器

情報を鵜呑みにするな!自分の頭と足を使って「価値のある情報」を取りにいこう。

7時間目で手に入れた武器

反論に耐えたメリットとデメリットを比較して、決断していこう。どちらが重要かは、「質×量×確率」で考えよう。自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていく!




各時間で手に入れられる「武器」から見えてくるものは、「自分で答えを出すための思考法」を体得するということ。



本書で手に入れられる「武器」

 
世の中に「正解」なんてものはない。正解がわからないから動かないのではなく、「いまの最善解」を導き出して、とにかく行動することが重要だ。根拠を比較して得た結論を、とりあえずの「答え」にしよう。前提が間違っていたら修正して、また行動すればいい。それが、さらなる最善解に近づくための「決断思考」だ、ディベートの手順なんて忘れてもいい。この本を読んで、一つだけ忘れずに心に留めておいてほしいのは、「自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていく」ということ。思考停止だけは避けるべきだ。決断思考を手に入れたら、明日からの人生を力強く歩んでいってほしい。武器を持った君たちが、未来を作るのだから。



まとめ

 

「自分の人生は、自分で考え、自分で決めていく!」
ある問いにおいて、最善策は何か?「最適な決断を下すためには、どのような「考え方」をすればいいのか?」を学びたいなら、読む価値は十分にあると思います。

 


あのマイクロソフトの企業イメージを「ブログ」で変えたブロガーがいます。たまたまアマゾンで、「ブログ」というキーワードで検索して見つけた本書を、今日はご紹介します。



アマゾンの内容紹介から

 
* 本書は マイクロソフトを始めとして インテル サン・マイクロシステムズ グーグル アップルなどの大企業がブログでどう変わっていったのかを分析することで 企業ブログの可能性に迫っている さらに ブログを通じて世界を相手にする中小企業や ヨーロッパ 日本の事例についてもふんだんに紹介する 手軽に 双方向にコミュニケーションできるブログこそが 企業と顧客のコミュニケーションを変える新たなツールなのだ

ブログスフィア=「ブログ」と球体を表す「スフィア」を組み合わせてつくられた。すべてのブログによって構成されるコミュニティを指す言葉。

ブログのあり方

 
* 正しいブログのシンプルなルールは、本物であることだ。ブログをやるなら、正統的でなければならない。裸で会話せよ。自分についてや、ことの背景を明かせ。そうしなければ、ブログの読者はあなたが偽者か、でっち上げのブロガーであることを暴こうとする。ブログスフィアには公式ルールブックも治安当局もないが、これを「クリーンなチャンネル」に保とうとする者たちは大勢いて、小ざかしい、あるいは他意のあるブロガーを排除しようとする。

* ブログスフィアは毎日変化している。新たな人や技術がブログの使われ方についての考えを、日々塗り替えている。ルールも変わりつつある。それは、幸いなことに、誰もルールを強制できないからだ。フランスのミッシェル•エドアー•ルクレールは、ブログが「コミュニケーションを人間くさくしていること」について誉めそやし、企業の利害によって、ブログを汚すべきではないと指摘している。今日までブログを汚そうとする試みはいくつもなされてきたが、幸いにも読み手の自警行動によって阻止されてきた。今後もきっとそうだろう。

企業ブログマニフェスト

 
1. 真実だけを話せ。何が何でも、真実にこだわれ。競争相手の方がより良い商品を持っていったら、リンクを張れ。その逆もあることだし、どのみち、消費者にもわかることだ。
2. 良いニュースも悪いニュースも、早く投稿せよ。誰かがあなたの商品の悪口を言っていたら、2番手、3番手が現れる前にリンクを張り、できる限りの回答をせよ。自分にとって良いことが起きても同じ。長期的な信頼を築くためだ。信頼を築くコツは、人前に出ること。人々の声に反応し、姿を現して声を上げなければ、信頼を失う。
3. 人間らしく話せ。企業弁護士やPRのプロに手を入れさせるな。大丈夫、あなただってちゃんと書ける。それに、人手をあれこれ介していては、投稿が遅くなり過ぎる。時には、多少文章が乱れても気にしないこと。いつも完璧に書いていたら、かえって真実味がなくなる。

この企業ブログマニフェストは、「34」まであります。

まとめ

 
* ブログはひとつの時代に終わりをもたらし、新たな時代を開くものになるだろう。この新時代には、顧客に話しかけているだけの企業は勝てない。相手の話を聞かなければならないのだ。私たちはこれを「会話の時代」と呼んでいる。それは世の中を何かを変え、あらゆる企業に大きな変化をもたらすだろう。それは世の中をより小さく、速くしていくだろう。それがビジネスをいっそう良くしていくのだ。


アマゾンのレビューは、たった4件ですが、すべて星4つという高評価。読んでみると意外にも良書でした。出版(邦訳)は2006年と古いものにも関わらず、ブログというものの現状 特性を的確に表現していて、本書を読む価値は十分にあると思います。

 

いま現在ビッグビジネスになっている「AKB48」や、「おニャン子クラブ」「川の流れのように」「愛が生まれた日」「湯川専務」「象の背中」「ジェロ」...。なぜ、彼が手掛ける仕事は、こんなにもヒットを量産し続けることができるのか。今日は、『企画脳』という本から、企画とは何か?企画脳を身につける方法とは?秋元康さんの企画の考え方、捉え方、見方など、たくさんのヒントがつまっていましたので、共有します。
 


 
秋元康が考える「企画」とは?

 
* 料理のために食材を集めるように、まずは企画のための材料やデータを集めなければならない。その材料やデータの出発点は何かといえば、「記憶」である。
* 発想や企画のヒントは、日常の中に転がっていて、それを「記憶」するところからはじまる。
* 発想や企画というと、白紙の状態からウンウン唸るような感じがするが、じつはそうではなくて、自分が面白いと思ったことを思い出す、あるいは「記憶」に引っ掛かっていたことを拾い上げるという行為なのである。


彼の考える「企画」とは、「記憶」と言ってもいいようですね。
「企画」は、記憶することから生まれるのだ、と。

「企画力」をつけるためには?

 
* 「企画脳」のための基礎体力をつけるためには、ジャンケンが強くなくてはいけない。なぜか。ジャンケンには、そもそも必勝法は存在しない。瞬間的にパワーを出せる人間が勝つと言われるが、基本的に必勝法と言えるものは、何もない。その意味で、ジャンケンは誰でもチャンスのある勝負なのだ。それなのに、はじめから「オレはジャンケンが弱い」と思っている人間はダメなのだ。勝負の前に、すでに負けているのである。必勝法がないにもかかわらず、「自分はジャンケンに弱い」と尻込みするような人間は、発想•企画力で他人に勝つことはできない。

* 企画を考えるときだって同じだ。会社のためとか、家族のためとか思っていても、まず自信を持たなければどんな仕事も成功しない。みんな似たような能力があって、人間なんてあまり変わらないなかで、どうやって人より前に出て企画を売り込んでいくか。どうやってコンペを勝ちすすんでいくか。そのときに必要とされるのが、オレはジャンケンが強いという「根拠のない自信」なのだ。

「企画力」をつけるためには、「根拠のない自信」が必要らしいです。


僕なりに気になったところを抜粋してみます

 
* 企画とは、ほんの小さな「こだわり」や「思いつき」「ヒント」などから生まれてくるものだ。

* 企画をものにすることができる人間とは、「あいつは東大」「こいつは早稲田の理工」という職場の中にあっても、余計な情報に惑わされず、自分は何なら勝てるかを知っている人間なのだ。

* 勝つための、自分の「武器」を探すこと。「こんな企画が勝てる企画だ」「こんな人物が理想の企画マンだ」というお手本が存在するわけではない。発想•企画力をつけるためには、まずは、自分自身のなかの「武器」を見つける、ことである。

* 企画の善し悪しを決定するのは、三つのポイントである。「種の選び方」「植える場所」「育て方」、この三本柱だ。企画は「種」である。どんな「種」を、何時頃、どこに蒔けば、何の花が咲くのか?どんな育て方をすれば、もっとも美しく咲くのか。どんなにいい「種」であっても、蒔く季節を間違えたら何にもならない。太陽と雨の加減を計りながら種蒔きの時期が決まれば、つぎは土地探しということになる。その土地の土壌が蒔く種に適しているかどうか?「種」の生命力を最大限に引き出すには、どこがいいか探すのである。そうして「種」を蒔いて、それが運良く芽生えたら、最後の仕上げは、その育て方である。せっかく「種」を蒔いても、この三つがうまく成功しないと、芽が出ないし、花も咲かない。実もならない。その土地探し、いわば企画のベクトル(方向性)も、大切なポイントなのだ。


まとめ

 
この本は、企画をつくるにはどうすればいいのか?なんていう問いには答えてくれませんが、ヒットメーカーはこういう発想しているのか、こういう見方をしているのか、なんてことを知るにはいい本かもしれません。

しかし、Amazonのレビューにもあるように、後半から「あれ?」と思わずにいられないほど、読むに堪えないものになってしまっていました。『企画脳』というタイトルで購入する人が、恋愛術なんて知りたいとは思いませんよね。

ヒット作を連発し続けている秘密は何か?とか、どうすればヒット企画が作れるのか?なんてことを期待して読むと、裏切られる可能性が高いです。

 

9月27日に、「人生がときめく片づけの魔法」が日本テレビ系で放送されますね。
原案となっている『人生がときめく片づけの魔法』は、シリーズ累計167万部を超えるベストセラーとなっています。いま話題の同書から、本を片付ける方法を学んでみましょう。



まずは何をすればいい?

 
読書好きの人にとって、本を捨てるということなかなか出来ない作業ですよね?僕も、読んだはいいけれど、本棚に収まりきれず、床の上に積み上げられている本が多数あって困っています。同書では、まずこれからはじめてくださいと提言されています。それは、「すべての本を床に並べてみる」。

すべての本を並べ終えたら、一冊一冊を手にとって、残すかどうかを判断。その判断基準は、「触ったときに、ときめくか」。そして、けっして中身は読んではいけない。その理由は、「読んでしまうと、ときめくかどうかではなく、必要かどうかと、判断が鈍ってしまう」から。

Q. すべての本を床に並べてみる。
 
積読の本はどうすればいい?

 
いわゆる「積読状態」になっている本はありませんか?面白そうな本だなと思って買ってきたはいいけれど、読むことなく積み重ねられていく本ってありますよね?では、そういう本はどうすればいいのでしょう?

* 人に薦められた本であっても、ずっと読もうと思っていた本であっても、一度読みどきを逃してしまった本は、この際、すっぱりあきらめましょう。買ったそのときは読みたいと思ったのかもしれませんが、結局、読む必要はなかったということを教えてくれたのがその本の役割だったのです。途中まで読んだ本も最後まで読みきる必要はありません。その本の役割は途中まで読むことだったのです。だから、未読の本はすべて捨てる。何年もほったらかしの未読の本よりも、今読みたいとピンときた本を読んだほうが、断然いいはずです。

Q. 積読の本は、すべて捨てる。
 
バイブルや愛読書はどうすればいい?

 
バイブルや愛読書って、ありますよね?この本は、絶対に捨てられないってありますよね?そういう本は迷わず手元に残しておいていいらしいです。てか、そういう大切な本は捨てられないとは思いますが。

Q. バイブルや愛読書は、迷わず手元に残す。
 
本というものについて

 

* そもそも本というのは、紙です。紙に文字が印刷してあって、それを束ねたモノを指します。この文字を読んで、情報を取り入れることが、本の本当の役割です。本に書いてある情報に意味があるのであって、「本棚に本がある」こと自体に本来、意味はないわけです。つまり、私たちが本を読むのは、本を読むという経験を求めているということです。一度読んだ本は、「経験した」ということ。内容をしっかり覚えていなくても、すべてあなたの中に入っているはずです。ですから、本の場合でも、読み返すかどうかとか、身についたかどうかとかは一切考えず、一冊ずつ手にとって、ときめくかどうかだけで判断してください。手にとって、本当にときめてく本、本棚に置いてあるのを見るだけで、「この本がここにあるのが幸せだな」と思えるモノだけをのこしましょう。

* 本はタイミングが命。出会った瞬間が読むべき「時」なのです。その一瞬を逃さないためにも、手元には本を置きすぎないことをオススメします。

 

なかなか本を片付けることなんてありませんが、こういう方法で捨てる、片付けるのもなんかいいかな、なんて思ったりしました。本が片付くことで、情報の感度が高くなるらしいので、僕も一度、本を片付けます!


 



選挙特番といえば、この人。
大物政治家にも、ズバズバと切り込んでいくその姿が、
毎回話題になる池上彰さんの『伝える力』を、今日はご紹介したいと思います。
伝える力とは?

 
* 「伝える」には、「話す」ことと「書く」ことの両方を含みます。さらにいえば、「聞く」ことも「伝える」ことの一つと考えます。相づちを打ったり、返事をしたり、目をジッと見たり、あるいは反対に目をそらしたりする行為も、相手に何かしらを「伝える」ことになるからです。
* 「伝える」ために大事なこと。それはまず自分自身がしっかり理解することです。自分がわかっていないと、相手に伝わるはずがないからです。
* 何かを調べるときには、「学ぼう」「知ろう」という姿勢にとどまらずに、まったく知らない人に説明するにはどうしたらよいかということまで意識すると、理解が格段に深まります。理解が深まると、人にわかりやすく、正確に話すことができるようになります。
* 自分がわかっていないと、人に正確に、わかりやすく伝えることは不可能です。私は自分の「知らないこと」を子どもたちの「素朴な疑問」によってたくさん知らされました。あるいは、私が知っていることでも、知らない大人が大勢いることを初めて知りました。彼らの疑問は時に本質を衝きます。「ねぇねぇ、ユダヤ教イスラム教の人はどうして争っているの?」「キリスト教の人はユダヤ教イスラム教、どっちの味方なの?それはなぜ?」「日本の宗教は何?」こうした質問に正確に答えられる人は多くはないでしょう。まずは「自分が知らないことを知る」「伝える力」を高めるためには、このことに気づく必要があります。
* 「伝える力」を高めるためには、自分が深く理解することが必要であるとわかります。では、理解を深めるためにはどうしたらよいか。そのためには、まずその前段階として、「自分がいかに物事を知らないか」を知ることからスタートするしかありません。そして、事実に対する畏れを持つことも大切です。
「伝える力」は上がる?

 
池上さんは、「伝える力」が上がったかどうかを知る手掛かりの一つに、
伝えた相手から「へぇー」という感嘆の言葉が、発せられたかどうかがだと言います。

この「へぇー」を増やすには、まずは自分自身が「へぇー」と思うことも大切であるようです。
その理由に、自分がおもしろいと思わないことを他人に伝えても、普通は、他人もおもしろいとは思わないからとのこと。

そのためにも、おもしろいところを自分なりに探してみましょう、と提言されています。
まとめ

 
子どもに、わかるように話すことができれば、「伝える力」はおのずと上がるようです。
僕もこれから、いかにわかりやすく「伝えられる」かを考えてやっていこうと思います。

 



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